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不動産売却の方法『買取』の注意点

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不動産売却の方法について、『買取』という方法があります。

・買取とは

あなたの不動産を不動産屋自身が買主として、直接買い取ることを言います。

つまり、あなたを売主、不動産屋を買主とする売買契約が成立することになるわけです。 それ以外に売買契約に関与する者は登場しませんので、契約の形態としては非常にシンプルなものと言えます。

・買取のメリット

買取を利用するメリットとしては以下のような点を挙げることができます。

①不動産を売却するのに必要な期間が非常に短い

それこそ、不動産屋とのファーストコンタクトから1週間以内に取引が完了するということもあります。

②内覧対応の手間が少ない

媒介の場合と違って、一般のお客さんが何度も内覧に訪れたりすることがありませんので、それに対応する手間はとても少なくなります。

③売却することを内緒にしておける

買取の場合、買主候補を探すために大々的に広告をしたりする必要がありませんので、近所の人や知人に知られることなく不動産の売却をすることが可能となります。

④媒介に関する報酬の支払いが不要となる

買取の場合、不動産屋は売買契約の媒介をするわけではなく、あくまで買主として契約の当事者となります。

そのため媒介に関する報酬(仲介手数料)の支払いが不要となります。

⑤契約不適合責任を問われる可能性が低い

不動産屋が不動産を買い取る場合、ほぼ例外なく現状有姿での引渡しが前提になりますので、引渡し後に契約不適合責任(売買契約の目的物である不動産に故障個所等があった場合に売主が負わなければならない責任)を理由とする損害賠償請求を受けたりする可能性が非常に低くなります。 ※重大な故障個所等があることを知っていながら隠して売却した場合などは免責されません。

・買取のデメリット

不動産の売却価格が通常2~3割程度、場合によっては5割程度、安くなってしまいます。

たとえば媒介であれば2000万円ほどで売却できる不動産が、買取であれば1500万円程度でしか売却できないといった感じでしょうか。

不動産屋としては買い取った不動産を転売する際の転売益を少しでも大きくしたいですし、まして絶対に赤字にだけはしたくないので、どうしても買取価格が安くなってしまうのです。

ちなみに時々「高価買取」などとうたっている不動産屋のチラシを見かけますが、いくらで転売できるのかわかっていない不動産を高価買取などできるわけがありません。

うっかり信用してしまわないよう注意して下さい。

買取は原則避けるべき

ここまでの内容をご覧頂ければ、おわかり頂けると思いますが買取は単純な数の比較だけで言えばデメリットよりメリットの方が圧倒的に多いです。

しかし、それでもなお、買取は原則、避けるべきであると考えます。

たった一つのデメリット、不動産の売却価格が安くなってしまうということのインパクトがあまりに強いからです。

いくら上記のようなメリットがあったとしても、数百万、場合によっては1000万円を超えるようなお金を捨てるようなことになる選択をすべきではありませんよね。

したがって、たとえば

・不動産を一日でも早く現金化する必要がある

・離婚などのプライベートな事情に伴う売却で周囲の人にはどうしても内緒にしておきたい このような事情でもない限り、なるべく買取を選択することは避けるようにしてください。

すぐに売る予定がなくても、相談だけでも、まずはお気軽にお問い合わせください。

誠心誠意サポートさせていただきます。

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